驚くほど冬だった。 道端の雪という雪が風に巻き上げられ、そういえばこの町の一月というのはこういうものだった、としみじみ思うほどの。冬だった。 ようやっと乗り切った十二カ月はまた一からのカウントが始まる。年が明ければしけった爆弾を手渡され、抱…
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